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誘導のご案内/Guidance information


誘導車の役割り

誘導車の役割り

先導車/誘導車の仕事内容

先導車と誘導車には、特殊車両の前につく「先導車」と、後ろにつく「後続車」があります。

また、基本的には前後で2台の誘導車で特殊車両を誘導しますが、道路状況や交通状況などによっては前後2台の、計4台の誘導車がつく場合もあります。

先導車と誘導車の主な役割は、特殊車両がカーブを曲がったり、交差点を通過したりする際に、特殊車両の周囲の車の安全を確保するための誘導処置をしたり、建物や橋などの建造物の保全のために配置したりします。

また、特殊車両を含め、前後の誘導車は無線で連絡を取り合い、周囲に危険がないか、道路に異常はないかを常に確認し、連携を取りながら特殊車両を目的地まで安全に誘導していきます。

しかし、もしも誘導車がいなければ、見通しの悪い山道などで対向車がスピードを出して走ってきたとき、そのままのスピードで特殊車両にぶつかってしまうかもしれません。また、特殊車両は狭いトンネルを通過することもあります。そのようなときに、トンネルの出口で先導車・誘導車が対向車を一時的に止めていなければ、トンネル内で互いの車がぶつかったり、停止して動けなくなってしまったりして、トンネルが通行できなくなる可能性もあります。

先導車/誘導車の仕事はこんな人に向いてそう

運転が好きな人はもちろんですが、先導車・誘導車って、どこか人間でいうボディーガードのような存在でもあります。特殊車両や、周りの安全を確保し、目的地まで無事に送り届ける。そのような責任感の強い人ならきっとドライバーとして活躍できるでしょう。また、この仕事は時間帯が限られており、だいたいは21時から朝の6時ごろで、深夜に走ることになります。夜に強く、働ける時間帯の自由がきく人ほど歓迎されるでしょう。

また、歓迎されるタイプではありませんが、車の運転に慣れていない人でもドライバーとして活躍できます。特殊車両が通行する道は、基本的に綺麗に舗装されている幅の広い道です。スピードを出すのが怖い、狭い道は怖いという人でも、安心して走行できるかと思います。先導車・誘導車は少し遠出することもありますので、知らない道を走ってみたい、ドライブ気分を味わいたい、という人にもおすすめです。

先導車/誘導車のドライバーの平均的な給料・年収

平均的な給与は、年収300万円程度、月収は25万円程度となります。これはあくまで平均であり、その内容は会社によってまちまちです。自分の希望に沿った勤務条件や給与のところを探すようにしましょう。

深夜手当については支給される場合もありますが、先導車の仕事は深夜の時間帯の労働が多いので、深夜に働いたらその分上乗せされるというわけでなく、求人誌等に載っている給与情報のままで計算されることが多いです。

また、アルバイトなどで働く場合でも時給は約1,500円と、他のバイトと比べても高額です。(こちらも既に深夜手当は含まれた時給になります。)さらに、正社員には賞与もあります。しっかり長期に渡って働きたいというのであれば、賞与は欠かせません。

年収 300万円程度
月収・月給
※賞与は別・残業手当+歩合+無事故手当+他諸手当含む
25万円程度 (手取りベースの月収は15万円程度)
日給 12,500円程 ※一か月あたり20日働いた場合で計算
時給 1,562円程度 ※一日あたり8時間働いた場合で計算

先導車/誘導車のドライバーの手当て(深夜・残業など)

先導車・誘導車の仕事は深夜に行われ、交通状況や道路状況によっては退勤時間をオーバーすることもあります。

しかし、主な先導車・誘導車の主な勤務時間帯が深夜のため、給料が上乗せされるというわけではなく、おそらく求人情報等で記されている給料のままになります。

残業については、会社によって様々ですが一例としては給料が1,000円だとします。そこに残業代がつくと、給料の25%がつき、退勤時間を超えた分の残業手当は1,250円となります。

賞与に関しても、雇用形態や会社によって色々ですので、ドライバーを希望する場合は、その会社に直接確認をとってみると良いでしょう。

先導車/誘導車のドライバーの仕事でたくさんお金を稼ぐには?

この仕事は毎日働けるというわけではなく、場合によっては、希望していても週に3日しか働けないこともあります。それはもちろん、経験年数やキャリアの差にもよってきます。

また、日曜休みも希望できますが、先導車・誘導車は日曜日でも働いています。会社側としては、働き手の少ない土・日・祝に走ってくれるドライバーを求めています。

また。夏季や冬季、GWの休暇もありますが、自分の体力が許すならば、休みを減らして働くことも可能です。その場合は会社の方に、自分の熱意を伝えましょう。やる気があるとわかってもらえれば、きっと他の社員よりも多く仕事がもらえます。

いざ働いてみると全然仕事がなかったり、ボーナスがなかったりということでは大変です。事前に給与についてしっかりと確認した上で働くようにしましょう。

先導車/誘導車のドライバーの仕事に必要な資格・免許・経験

【必要な免許】

誘導車を運転する際に特別な資格が必要というわけではありませんが、普通免許は必ず必要になります。(AT限定でも可能です。) しかし、免許証がゴールドであることや、大型免許を所有している人は優遇されます。ゴールド免許であれば、数年間、無事故無違反ということが、聞かずとも免許証で証明でき、誘導車のドライバーになるにあたって非常に重要なことです。

また、大型免許証が優遇される理由は、大型自動車を運転したことがある人はご存知だと思いますが、カーブを曲がる際の内輪差や、バックするときの外輪差、また運転中の死角や目視できる範囲等が、普通乗用車と比べて全然違います。これは大型自動車を運転したことがある人にしかわからないことです。そのような場合に、大型免許を取得している人であれば、どのような誘導であれば特殊車両に乗っているドライバーのとって走りやすいのかということを考えて走行することができます。それはつまり、安全な誘導にもつながります。

【必要な経験】

ドライバー業務なので、ドライバーの経験は必須となります。また、後誘導車の場合は、前を走っている特殊車両についていくだけですが、前誘導車の場合は後方も気にしながらの走行が必要になります。

ドライバーの経験はできるだけ長く、色々な車種に乗っていた方が安心でしょう。また、地理についてある程度把握していた方が、仕事中に不安なく走れます。